北海道の農家の日常・作業日誌

直販や6次化、有機栽培などはしてません。普通の農家です。日々の管理作業を収支入れて記録してます。

肥料価格の上がり幅が、これほどとは😰

肥料の値上がり幅が分かりました。平均78%増みたいです。しかもホクレンの7%補助がついて、この価格😱

我が家は年間360万くらいかかっているので、280万くらいアップ?そこそこの機械買えます…

これは、想像していたよりキツイです。肥料を減らせば、収量が減り、収入も下がります。そして肥料以外の資材もこれほどではないにしろ、値上げされてるので、経費アップはこれだけでは済まないでしょう。

農産物の価格が上がるのは期待できません。今までの蓄えで来年1年は乗り切れると思いますが、(今年の出来次第ではありますが)その先は分かりません。

国はSDGsやカーボンニュートラル目標のため、有機栽培や、化学肥料から有機肥料への代替え、減農薬などを謳っていますが、こちらもそれなりにコストと労力がかかります。

その分農作物の価格が上がれば取り組む意欲になりますが、それはなかなか許容されません。

何より、このような作り方では北海道のような大面積を管理することはできるのでしょうか?

雑草畑や規格外品、病害虫被害にあった農作物を許容して、買ってもらえるのでしょうか?

数%の農家はそれに取り組んでいますが、大衆向けの技術とは思えないし、遺伝子組み換えでも使わない限り生産量が増えると思いません。


毎年やってますが、今回を機に肥料設計を更に見直して、最小限の肥料で成果を出せるように頑張りたいと思います。

麦・大豆はなんとかなると思いますが、野菜はどうかな〜?肥料を減らすには根拠が欲しいですが、天候不順もあるので、どうしても保険かけて多めに撒いてしまいます。

情けない話ですが、肥料高騰に対する補助を期待しています。