北海道の農家の日常・作業日誌

直販や6次化、有機栽培などはしてません。普通の農家です。日々の管理作業を収支入れて記録してます。

北海道にしては高温が続いています

暑くて投稿が滞っていました。

北海道にしては暑い日が続いています。それに加えて少雨傾向もあり、畑はカラカラ💦


・防除機整備

・中古農機具買い物

・コーン防除(モスピラン、トミー黒)


収穫物もなく、植え付けもないので今のうちに機械の整備を、油差したり、漏れを確認して、足りない部品を買いに行ったり。なかなか時間取れないとできないので、良いタイミングでした。


午後からは日高町へ中古農機具を買いに。北海道ではアルーダという中古農機具を売買するシステムがあります。道内各地のJAで取り扱っていて、欲しい物があったので、日高町まで買いに。たまにいいものがあるので、チェックして遠くは十勝にも買いに行ったりします。なかなか中古農機は適当なものが出ないので、見つけたら即決です。片道1時間半ほどのドライブでした。軽トラなのがきつかったけど…


コーンにコナジラミのような虫が大発生していました。二、三日前に見たときは全然気付かなかったのですが、よーく見てみると葉裏にビッシリ💦目眩するくらい具合悪くなりましたが、まだ防除すれば間に合うのかな?分かりませんが、とりあえずやれることはやります😰

最近の高温・乾燥の影響と思いますが、油断していました。しっかり観察しないと駄目だと改めて反省、もしかしたら今年のコーンは全滅かもしれません、

怒涛の一日

今日はなんだかいろんな仕事をして疲れました。

・大豆防除 セレクト75ml

・コーン間引き

・コーン播種

・コーン移植

・カルチ

・白菜防除 バリダシン200ml、メジャー50ml、コテツ50ml、ファルコーエース50ml、カルシウム、ホウ素


人もお願いしていたので、ほぼ一日動きっぱなし。途中機械も壊れて、1時間作業止まるし…

コーンの作業は自分が株間を間違えたせいで生まれた無駄な仕事です。

カルチは大豆の株間を爪のついた機械で引っ張って、除草する機械ですが、緑肥のワラが多くて、それが土を抱えて山になる始末で、なんだかうまく仕事が回りませんでした。

しっかり日記に書いて来年に生かします。


一年に一回しかない作業が多いので、あと農家20年やるにしても、20回しかできない。きっと農家辞める頃に失敗の少ない農家になるんだろうな〜と思って、毎回の失敗に凹みます。

土地改良には10a当たり100万近く掛かります

今日は土地改良の会議がありました。

一区画が小さい土地や、勾配のある土地を耕作しやすいように、まとめたり平らにしたりします。

用水路の整備や排水路の整備も一緒に行います。

道路を横断してるような管や排水も場合によっては再工事して、付け直します。

国道などは通行止めにできないので、道路の下を掘って管を入れたりと、かなり大規模な工事になります。

その経費はざっくり10a当たり100万掛かります。当然一個人農家にそんなお金出せるわけもなく、大部分が補助金で支払われます。農家はうち7%ほどを負担します。

ウチの一部の畑ではこの工事が終わっていて、非常に整備された土地になり、使いやすくなっています。

また水田活用の話になってしまいますが、こうして工事に大量の補助金が支払われた土地も、5年間米を作付けしなかったら、水田ではなくなってしまいます。補助金は税金からなっています。それがすべて無になってしまいます。

このことについてどう考えているのでしょうか?そんな税金を使って作られたもので無駄なものは過去にもあったと思いますが、これはどうなんでしょう?

まだ国の食料安保に関する方向性が見えてきません。米で行くのか、それ以外も考えているのか?