北海道の農家の日常・作業日誌

直販や6次化、有機栽培などはしてません。普通の農家です。日々の管理作業を収支入れて記録してます。

最近の作物の品種

週末の雨が待ち遠しく、雨前の作業をテキパキと終わらせています。降り過ぎだけは勘弁💧


・アスパラ収穫 30kg

・スイートコーン播種 30a

・白菜防除 

Ca、ホウ素、クプロシールド×1000、ファインセーブ×1000、アタブロン×2000

・小麦追肥 NK17 23kg/10a


最近の作物の品種の話を聞きました。

結論から言うと、味よりも、病気に強くて、収量が取れるものに代わってきているということです。

これは比較的大きな面積を作付けしている農場の話で、直接小売しているような農家ではそうではないと思います。

最近の極端な天気は、冷涼で気候が良いと言われてきた北海道でも例外ではなく、猛暑あり、干ばつ・大雨・台風ありなど、作物にとって厳しい環境になっています。

1年に1作しか作れない農業ではそこを失敗してしまうと、経営が成り立たないので、必然的に味よりも安定的に収穫できる品種が好まれてきます。

残念なことに、病気に強かったり、収量が取れる品種というのは、味が落ちてしまいます。

当農協のトマト部会も今年から品種が代わるようですが、完熟したものを食べてもあまり美味しくないそうです(病気には強い!)。

ブロッコリーやスイートコーンでも同じような話を聞きました。とにかく農家としては収穫できないことには営農を続けれないので、致し方ない面はありますが、全国の作物はだんだんとそういう品種に代わってきてるのかな〜?と考えたりします。

品種も、比較すると味の差があって味が劣るな〜とか感じますが、その品種しかなければ、これがこの野菜の味か〜と思うので、それはそれで良いのかな?と思ったり。

なんだか知らない間においしい食べ物が無くなっていってるような、そんなことを感じました🤨