北海道の農家の日常・作業日誌

直販や6次化、有機栽培などはしてません。普通の農家です。日々の管理作業を収支入れて記録してます。

3時間かけてカレーを食べに

 良い雨降りました。40mmでしたが、それ以上に畑が乾いていたので、まさに丁度良い塩梅で。

畑に水溜まることもなく、程よくしみ込み、これでしばらくは水の心配はしなくて良さそうです。


 久しぶりに一日雨でしたので、仕事は休みに。

土曜日で子どもたちも休みなので、強行で家から3時間ほど掛かりましたが、上士幌町というところにあるカレー屋さんに日帰りで行ってきました。


 学生の頃気に入って行っていたカレー屋さんで、もう15年近く行ってませんでしたが、当時に比べて、店内も縮小していて、夏場の土日のみの営業でしたので、ふと思い出して、行けるときに行こうと。店主のご夫婦も良い感じで歳を重ねていて、のどかな雰囲気でした。

 キーマカレーがおすすめのスパイスカレーで、学生の頃はただ美味しいな〜としか思ってませんでしたが、自分も年をとって、味の複雑さがなんとなく分かってきて、やっぱり美味しかったです。自分の中では北海道1です。

下の子は残念ながらまだ味が早かったですが、上の子は美味しいと完食してました。

3時間かけた甲斐があった💦


雨が降った日くらいしか出掛けられないので、なかなか予定が立ちませんが、たまにはこんな旅行も良いな〜と思いました。

運転、仕事より疲れた…

鳥が倒れていました。

今朝は予報より風が弱かったので、思い立ち除草剤を散布しました(4:00am)。早起きできて良かった〜


・コーン ラッソー300ml/10a(土壌処理剤で雑草が出る前にやります。)

・アスパラ収穫25kg

・アスパラ追肥 鶏糞270kg/10a


先日ウチの納屋の中で一羽の鳥が地面で倒れていました。動かないので、猫か何かにやられてしまったのかと思って近づいてみると、きれいな白い鳩でした。

よーく見ると脚環が付いていて、何やら電話番号と記号が書かれていました。これはもしやレース鳩というやつでは?と思って、いろいろ調べてみるとやはりそのようでした。

生きていれば輸送という方法でしたが、外傷もなくただ倒れていたので、鳥インフルの可能性もあると思い、保健所と警察に連絡して引き取ってもらいました。

その後連絡はないので、病気の可能性はなさそうですが、ひょんな事からレース鳩について知ることができて貴重な出来事でした。

たまーに倉庫の中で獣が倒れていることがありますが、通常なら申し訳ないと思いながらも、畑に持っていきます。自然の摂理で、キツネやカラスなどが持ち去ってくれるので、そこは彼らに任せたほうが良いなと。(流石に今回それはできなかった…)

農業やってるといろいろな自然の現象が起きますね。なんだか自然とともに生きているという感じです

最近の作物の品種

週末の雨が待ち遠しく、雨前の作業をテキパキと終わらせています。降り過ぎだけは勘弁💧


・アスパラ収穫 30kg

・スイートコーン播種 30a

・白菜防除 

Ca、ホウ素、クプロシールド×1000、ファインセーブ×1000、アタブロン×2000

・小麦追肥 NK17 23kg/10a


最近の作物の品種の話を聞きました。

結論から言うと、味よりも、病気に強くて、収量が取れるものに代わってきているということです。

これは比較的大きな面積を作付けしている農場の話で、直接小売しているような農家ではそうではないと思います。

最近の極端な天気は、冷涼で気候が良いと言われてきた北海道でも例外ではなく、猛暑あり、干ばつ・大雨・台風ありなど、作物にとって厳しい環境になっています。

1年に1作しか作れない農業ではそこを失敗してしまうと、経営が成り立たないので、必然的に味よりも安定的に収穫できる品種が好まれてきます。

残念なことに、病気に強かったり、収量が取れる品種というのは、味が落ちてしまいます。

当農協のトマト部会も今年から品種が代わるようですが、完熟したものを食べてもあまり美味しくないそうです(病気には強い!)。

ブロッコリーやスイートコーンでも同じような話を聞きました。とにかく農家としては収穫できないことには営農を続けれないので、致し方ない面はありますが、全国の作物はだんだんとそういう品種に代わってきてるのかな〜?と考えたりします。

品種も、比較すると味の差があって味が劣るな〜とか感じますが、その品種しかなければ、これがこの野菜の味か〜と思うので、それはそれで良いのかな?と思ったり。

なんだか知らない間においしい食べ物が無くなっていってるような、そんなことを感じました🤨